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公私病連の新会長に邉見公雄氏(6月19日)

全国公私病院連盟は6月19日の総会で、役員改選を行った。役員選任後の理事会で新会長に副会長の邉見公雄氏(赤穂市民病院名誉院長・全国自治体病院協議会前会長)を選出した。前会長の今泉暢登志氏(福岡赤十字病院名誉院長)は名誉会長に就いた。

総会で挨拶した邉見新会長は、「地域医療で頑張っている方々が泣かないような医療界でなければならない。公私病連の方々には教えていただき、育ててもらった。私も後期高齢者であり、今度は皆さん方のために恩返しができればと思う」と述べた。

総会では、診療報酬や消費税など7項目の要望を盛り込んだ決議を採択。診療報酬改定では、予算原案提示前に改定予定項目のアウトラインを公表することを求めた。消費税については、「もはや診療報酬での対応を続けることは限界。国民のコンセンサスの下、診療報酬を課税扱いとするなどの新たな方法の検討を進めるべき」と明記。

勤務医不足については、「地域や診療科の偏在を解消するためにも、規制枠のない自由開業医制度は見直すべきである」とした。

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