全日病が臨時総会、「10月改定を早期に検証」(3月30日)
全日本病院協会は3月30日に臨時総会を開き、2019年度事業計画・予算を承認した。 挨拶した猪口雄二会長は、10月実施予定の消費税増税に伴う診療報酬について、「点数も決まり前よりはよい形で動くと思う」と述べるとともに、病院経営に対する影響を把握するため、「できれば近いうちに検証したい」と述べた。
また、7月の参院選では、日本医師会の羽生田俊氏(参院議員)が比例区で出馬しているほか、東京選挙区では武見敬三氏が選挙を控えていることをあげて、「我々の意見を通すためにもどれだけの票が集まるかが重要だ。選挙を乗り切るために応援しなければならない」と述べ、協力を呼びかけた。
総会では、日本医師会の横倉義武会長が来賓として挨拶。地域の実情に応じた医療提供の形をつくることが重要として、「民間病院の代表が地域医療対策協議会に参加して地域の医療を考えてほしい」と述べた。ま た、公立病院に多額の補助金が入っていることに指摘し、「補助金を必要とする病院と一生懸命がんばっている民間病院では、どちらが地域で必要とされるかを主張していただきたい」と呼びかけた。