医学部入試の地域枠は別枠方式を要請(10月24日)
厚労省の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」は10月24日、医師不足地域での診療義務を課す大学医学部の地域枠に関し、入学時の選抜を「別枠方式」で行うことを大学に要請することで一致した。地域枠の義務を全うする人数が設定枠の7割との推定もあり、地域枠を厳格化する。
地域枠には、選抜の段階で一般枠と募集定員を分ける「別枠方式」と、一般枠と共通で選抜し、事前または事後に地域枠を募集する「手上げ方式」がある。手上げ方式は、地域枠から離脱する割合が高いなど、有効な医師確保策になっていない面があった。