見出し画像

救急救命士による処置の範囲の拡大を検討 救急救命処置を議論するWGが初会合(2023年8月25日)

厚労省は8月25日、救急医療の現場における医療関係職種の在り方に関する検討会ワーキンググループの初会合を開いた。

令和3年10月に改正救急救命士法が施行され、救急救命士の活動の場が広がったことを受けて、救急救命処置について専門的な議論を行うためにWGが設置された。

座長には児玉聡・京都大学文学研究科教授が就任。年度末に議論を取りまとめて、検討会に報告する予定。

次回の会合で、①国家戦略特区において超音波検査を先行的に実証すること②アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内注射――を議論する。同日の会合では、特区での超音波検査に対しては否定的な意見が複数の委員から出された。

救急救命士の活動の場が病院前に限らず、医療機関内にも拡大されたことの影響調査の報告も、WGで行われる見通し。


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。