宮城・福島両県でマイナンバーカードなしに薬剤情報等の閲覧を可能に(3月17日)
厚労省は3月17日、地震の被害を受けた宮城県と福島県で、1週間に限り、オンライン資格確認システムを導入した医療機関等でマイナンバーカードなしに患者の薬剤情報等の閲覧を可能とすることを事務連絡で示した。
通常時は、オンライン資格確認システムを導入している医療機関・薬局では、マイナンバーカードで本人確認を行い、情報の閲覧に患者本人が同意をした場合に限って、過去の薬剤情報等を医師や薬剤師が閲覧できる。
3月16日に福島沖を震源とする地震が発生したことにより、3月17日に宮城県と福島県に災害救助法が適用された。これを受けて厚労省は、両県の医療機関・薬局においては、マイナンバーカードでの患者の本人確認ができなくても、患者の同意があれば、医師等がオンライン資格確認システムを通じて患者の薬剤情報等を閲覧できることとした。期限は災害救助法が適用された3月16日から一週間。
オンライン資格確認システムを通じて医療機関・薬局で閲覧できるのは、昨年9月以降の診療分のレセプトから取得した調剤年月日、処方医療機関識別、処方区分、使用区分、医薬品名、成分名、用法、用量、調剤数量や特定健診などの情報。