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日薬の山本会長が4選「社会から期待される薬剤師を目指す」(6月27日)

日本薬剤師会は6月27日、都内で総会および理事会を開き、任期満了に伴う役員改選を行い、山本信夫会長の4選を正式に決定した。

総会で山本会長は、今秋以降に施行が予定されている改正医薬品医療機器等法(薬機法)について「130年ぶりに改正された新たな薬局・薬剤師の概念の下で創設される『地域連携薬局』『専門医療機関連携薬局』への対応は、地域医療提供体制の中では重要な課題だが、それを目指す以前に地域医療を支えるために新たに法が求めた『基本的な薬局』として機能することが第一義に取り組むべきであると考える」と述べた。

その上で、「医薬品医療機器等法という新しい革袋は用意された。令和の時代に見合った薬剤師・薬局、さらにそれを裏打ちする確固たる業務を新たな革袋に詰めて、社会から期待される薬剤師・薬局を目指し、先頭に立って会務を進めていきたい」と訴えた。

総会後の会見では、「当面、改正薬機法への対応があり、次期診療報酬改定も近々やってくる。一方、他団体との関係については、日薬として一定の立ち位置がとれるように関係を構築して進めていきたい。いずれにしても薬剤師が社会の中でどのように必要とされているのかを考え、薬剤師が自分たちの仕事をしっかりできるような体制をつくっていきたい」と述べた。

日本医師会の新会長に中川俊男氏が就任したことについて、「これまでとの日医との関係は変わることはないだろう。中川先生との付き合いも長いので、二人の間では仲良しだと言っている関係だ」。と述べた。

副会長は、森昌平氏、安部好弘氏、川上純一氏、田尻泰典氏、宮崎長一郎氏の5氏でいずれも再任。専務理事には、元厚労省薬剤管理官の磯部総一郎氏を新たに選出した。

 

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