DPC評価分科会が次期診療報酬改定へ中間報告(5月24日)
中医協のDPC評価分科会は5月24日、次期診療報酬改定に向けたDPC制度の中間報告をまとめた。基礎係数、機能評価係数Ⅱ、調整係数について見直しの方向性を示している。
基礎係数は現行の3類型を維持する。名称は変更し、Ⅰ群は「大学病院本院群」、Ⅱ群は「特定病院群」、Ⅲ群は「標準群」を候補とした。DPC制度では、Ⅲ群が標準であることを明確にする。
機能評価係数Ⅱは「後発医薬品係数」と「重症度係数」を外し、残りの6項目を基本とする。「後発医薬品係数」は機能評価係数Ⅰに移し、「重症度係数」は調整係数廃止の激変緩和措置とあわせた見直しで解消する。
一方、同分科会で厚労省はDPC対象病院の現況を報告。平成29年4月1日時点の病院数は1664病院となった。28年度中に退出2件、合併1件があった。退出病院は伊藤病院(石川)と小千谷総合病院(新潟)。