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〔DPC〕診断群分類点数表や医療機関別係数等を見直し/【新刊】『診断群分類点数表 DPC改正点の解説 令和4年4月版』を発行

令和4年4月1日から改定されるDPC制度にいち早く対応し、改定の全てが分かる書籍、『診断群分類点数表 DPC改正点の解説 令和4年4月版』が発行されました。

DPCにおける改定内容

DPC/PDPS(急性期入院医療の診断群分類に基づく定額報酬算定制度)においては、これまで診療報酬改定の際に必要な見直しが行われており、今回の改定においても、医療の標準化・効率化を更に推進する観点から、診断群分類点数表や医療機関別係数等が行われます。

改定内容の概略は以下のとおりです。

1 診療報酬改定に関連した見直し

急性期入院医療の評価の見直しに伴い、必要な見直しが行われた。

2 医療機関別係数の見直し

  1. 基礎係数(医療機関群の設定等):医療機関群の設定について、従前の考え方を維持して3つの医療機関群が設定された。

  2. 機能評価係数Ⅰ:従前の評価方法を継続し、改定に伴う必要な見直しが行われた。

  3. 機能評価係数Ⅱ:従前の6つの評価項目が維持されている。

  4. 激変緩和係数:従前の考え方を維持し、診療報酬改定が行われる年度については、診療報酬改定等に伴う個別医療機関別係数の変動に関して、推計診療報酬変動率(出来高部分を含む。)が2%を超えて変動しないよう激変緩和係数が設定された(診療報酬改定が行われない年度の当該係数は0)。

3 診断群分類の見直し

  1. 基礎係数(医療機関群の設定等):医療機関群の設定について、従前の考え方を維持して3つの医療機関群が設定された。

  2. 機能評価係数Ⅰ:従前の評価方法を継続し、改定に伴う必要な見直しが行われた。

  3. 機能評価係数Ⅱ:従前の6つの評価項目が維持されている。

  4. 激変緩和係数:従前の考え方を維持し、診療報酬改定が行われる年度については、診療報酬改定等に伴う個別医療機関別係数の変動に関して、推計診療報酬変動率(出来高部分を含む。)が2%を超えて変動しないよう激変緩和係数が設定された(診療報酬改定が行われない年度の当該係数は0)。

4 退院患者調査の見直し

  1. 入院医療を担う医療機関の機能や役割を分析・評価するため、診療行為や薬剤料等が包括されている外来診療に係る評価を算定している場合について、実施された診療行為等を外来 EF ファイルとして提出するように要件が見直された。なお、半年間の経過措置が設けられている。

  2. 医療等情報の連結解析の精度向上に向けた取組として、個人単位化された被保険者番号を提出データに含めるように要件が見直された。

  3. 調査項目の見直し等の必要な措置が講じられている。

5 その他

  1. 「高額薬剤告示」において、「遺伝子組換えヒト vonWillebrand 因子製剤(ボニコグアルファ(遺伝子組換え))」を血友病の類縁疾患である von Willebrand 病の患者に対して使用する場合、当該患者は出来高により算定することとされてきたが、von Willebrand 病は血友病と同様の疾病としての特徴を有することから、当該薬剤については、包括対象外として取り扱うこととされた。

本書の構成

本書は、こうした改定の内容を全体的に把握できるよう、厚生労働省保険局医療課の令和4年度診療報酬改定の関係資料各種に基づき作成しています。

▲本書の目次

関係告示・関係通知に関する内容を収載し、診断群分類ツリー図・診断群分類定義テーブル等も網羅しています。

▲サンプルページ(診断群分類ツリー図・診断群分類定義テーブル)

改正の趣旨から内容までを把握し、新しい診断群分類点数表の中で、よりよい医業経営を推進していく一助としてご活用ください。

内容見本

内容見本をPDFでダウンロードできます。
こちらをクリックしてください。  

診断群分類点数表 DPC改正点の解説 令和4年4月版
規格:A4判・664頁
発行:令和4年3月発刊
ISBN:ISBN978-4-7894-1595-8 C3047 ¥5600E
商品No:110890
定価:6,160円(本体5,600円+税10%)
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