入院医療分科会が地ケアや回復期リハの検討進める(7月25日)
中医協の入院医療等調査評価分科会は7月25日、地域包括ケア病棟・回復期リハビリテーション病棟をテーマに議論を行った。DPC/PDPS等作業グループの分析状況の報告も受けた。
地域包括ケア病棟については、入院患者の約4分の1に手術、約2分の1に検体検査、約3分の2に疾患別リハビリテーションを実施していた。また、「(治療のため)予定入院」で入院し、過去7日間で「手術なし・検査なし」が約3割とのデータがあり、問題視する意見があった。
回復期リハビリテーション病棟については、疾患別リハビリテーションの実施頻度が週当たり7~14回、単位数は30~45単位程度だった。退棟した患者の約6割が退院後もリハビリテーションの必要性があるとされた。
DPC/PDPS等作業グループの分析状況の報告では、DPC対象病院の中で、診療密度が低く、平均在院日数が長い病院が含まれていることの分析を進めていることが示された。報酬水準が、投入した医療資源に対して相対的に高くなるので「不公平」との意見が出ている。