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日本医師会が会見 コロナ対応は「現時点で行動制限の必要ない」(7月13日)

日本医師会は7月13日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症の新規感染者の急増について、現時点で行動制限等の必要がないとの認識を示した。

釜萢敏常任理事は、新型コロナの新規感染者の急増について、「BA5株の置き換わりや接触機会の拡大といった要因もあるが、基本的には、これまで獲得できていた免疫が減衰してきていることによる感染者の拡大が大きい」と分析。その上で、「政府も『現状、方針を変更する必要がない』との認識を示している。個人的にも、社会・経済活動に対する抑制を強化しなければならない事態ではないと考える」との見解を示した。

一方で、「重傷者数が急激に増加し、医療が対応できる数を上回ることが想定される場合は、方針を変更すべき」と主張。今後備えるべき点として、自宅療養者へのフォローアップと、高齢者施設等でのクラスター発生時に備えた平時からの協力医療機関への支援をあげた。釜萢常任理事は、「地域によっては連携が確保できていないところもあるので、医師会が橋渡ししたい」と述べた。

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