テリルジーとキムリアの薬価を引下げ(4月14日)
中医協総会は4月14日、本格的運用後、初となる費用対効果評価制度の対象医薬品の価格調整案を了承した。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬であるテリルジーと白血病等の治療薬であるキムリアで、いずれも薬価を下げるとの結果になった。発作性夜間ヘモグロビン尿症等の治療薬であるユルトミリスも同日、費用対効果評価の対象とすることを了承した。
テリルジー100エリプタ14吸入用(グラクソ・スミスクライン)の場合、現行薬価の4183.50円が4160.80円に下がる。ビレーズトリエアロスフィア(アストラゼネカ)やエナジア(ノバルティスファーマ)はテリルジーの分析結果に準じるとの取扱いにしており、同様に薬価が下がる。
キムリア点滴静注(ノバルティスファーマ)は、現行薬価の3411万3655円が3264万7761円に下がる。 適用日は7月1日で、医療機関における在庫への影響などを踏まえ、一定の猶予期間を置いた。