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2021年度薬価改定に向けた議論を開始(11月18日)

中医協の薬価専門部会は18日、2021年度薬価改定に向けた議論を開始した。2021年度は診療報酬改定の中間年に実施する最初の薬価改定になるが、コロナの影響により、実施の是非を含め改定の方法を検討することになっている。議論の時間が限られているため、今回は2021年度改定の議論に集中し、通常の中間年改定の方法は今後の課題とすべきとの意見が多かった。

同日の議論では、診療側の委員から「まずは薬価調査の結果を検証し、改定に使えるデータであるかを確認した上で、実施の是非を慎重に判断すべき」との意見が相次いだ。支払側からは、「国民負担を抑制するため、できるだけ対象範囲を広げる観点で議論すべき」との意見が出た。また、薬価算定ルールを中間年改定でもきちんと反映させるべきとの主張があった。

     

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