臨床実習重視の共用試験の医師法への位置づけ了承(8月1日)
医道審医師分科会は8月1日、シームレスな医師養成に向けた取り組みとして、臨床教育の中で診療参加型臨床実習を重視する共用試験(CBT、OSCE)を医師法に位置づけることを概ね了承した。
共用試験の合格者には、「ステューデント・ドクター」の資格を与え、臨床実習で一定の医行為を実施できるようにする制度の構築を目指す。
委員の多くは「ステューデント・ドクター」も法的に位置付けることに賛意を示したが、「ステューデント・ドクター」が行える医行為を拡大し、より侵襲性の高い医行為をできるようにすることには慎重な意見が目立った。