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来年度の専攻医研修募集のシーリング設定は今年度と同じ(2月22日)

日本専門医機構の寺本民生理事長は2月22日の会見で、専攻医の研修を大都市に集中させないための都道府県別・診療科別のシーリング(上限設定)について、コロナ禍を踏まえ、来年度募集においては今年度と同様の方法を取りたいとの考えを明らかにした。近く開催される厚労省の医道審・医師分科会医師専門研修部会に提案する。

現行のシーリングでは、厚労省の必要医師数の推計に基づき、都道府県別・診療科別の専攻医の募集上限を設定している。また、専攻医不足の近隣県での研修をプログラムに組み込む連携プログラムを設けるなど、配慮を行っている。ただし、現行のシーリングに対しては、各学会から様々な意見が出ており、見直しについては引き続き議論していく。

令和3年度の研修における専攻医の採用は終了した。採用数は9227名で、初期臨床研修を終えた95%近くの医師が専門医を目指す状況となっている。

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