心血管疾患WGが回復期から維持期の考え方まとめる(5月19日)
厚労省の「心血管疾患に係るワーキンググループ」は5月19日、心血管疾患の回復期から維持期の医療提供体制構築に向けた考え方をまとめた。6月末に開かれる「脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る診療提供体制の在り方に関する検討会」に報告する。
急性期後の前期回復期については、外科的治療やPCI(冠動脈インターベンション)が可能な施設から内科的治療中心の施設へ移行させる機能分化の必要性を指摘した。後期回復期では外来に移行し、社会生活への復帰を目指す。後期回復期から維持期にかけては地域のかかりつけ医のもとで、再発予防のため定期外来医療を行う。
各医療施設の役割に応じた評価指標を設定する必要性でも一致。回復期については入院・外来心血管疾患患者数やリハビリテーションの実施件数を例示した。