中医協総会が次期改定に向け「入院」を議論(8月25日)
中医協総会は8月25日、令和4年度診療報酬改定に向け、「入院」をテーマに議論を行った。
入院について、日本医師会の城守国斗委員は、「新型コロナの影響で、令和2年度改定の実施の一部が延期されており、新型コロナに対応したさまざまな特例も実施されている。令和2年度改定の検証も難しく、令和2年度改定の手直しが令和4年度改定のミッションとならざるを得ない」と主張した。
これに対し、健保連の幸野庄司委員は、「急性期医療を中心に見直しが急務であることをあえて主張したい。地域医療構想を何としても実現させるため、対応が必要だ。回復期についても、目指す機能が発揮されているかを実績で確認することや、包括化されている報酬に含まれる医療行為がきちんと実施されているかをみて、適性化の方向で議論すべき」と改定を積極的に行うべきとの姿勢を示した.