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令和5年度医学部定員に診療科を限定した地域枠(8月27日)

医療従事者の需給に関する検討会の「医師需給分科会」は8月27日、令和5年度の医学部定員の考え方を了承した。

5年度の医学部定員は、歯学部振り替え枠を除き、4年度と同じ方法で設定する。歯学部振り替え枠は4年度末で廃止し、その44名分の定員については、医師不足地域でニーズのある診療科に限定した地域枠として活用する方向だ。

医師不足地域でニーズのある診療科としては、総合診療科や内科、救急、小児科などが考えられる。

「感染症や救急の優先枠を設定する方針」などと一部で報道されていたが、文部科学省は「感染症の専門医を養成することを見据えて、内科を設定することは可能だ。都道府県と大学との間で調整してもらいたい」と述べた。

診療科を指定する地域枠を設定することについて、委員からは、一般の医学部入試との学力の差が出ることを懸念する意見や、医学部教育への影響を考慮すべきなどの意見が出された。  

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