マイナンバーカードと保険証の一体化法案成立(2023年6月2日)
医療DX工程表がとりまとめられた6月2日、従来の健康保険証を廃止し、マイナンバーカードに一体化することなどを目的とした「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律案」が参議院で可決・成立した。
これにより24年秋からは、原則として従来の保険証が廃止されマイナンバーカードに一本化される。ただし、発行済の保険証は、廃止後も経過措置により1年間は有効(国保や後期高齢者などの有効期間がある保険証は、有効期間が先に到来する場合は有効期間までの間)で、マイナンバーカードを持っていない人には希望により「資格確認書」が発行される。
資格確認書の有効期間は1年を限度として各保険者が設定(様式は国が定める)し、発行手数料は無料とした。
6月中旬に『医療DXの今後に向けて 電子処方箋・オンライン資格確認Q&A(令和5年4月版)』を発売
医療DX工程表のとりまとめや、マイナンバーカードと保険証の一体化法が成立したことにより、今後、医療分野でのDX化も加速度的に進んでいくことが予想されます。
当社(社会保険研究所)では、医療DXの未来図を俯瞰しつつ、医療DX推進の基盤となる「オンライン資格確認等システム」、「電子処方箋管理サービス」、「マイナポータル」などについて、わかりやすく解説するとともに、豊富なQ&Aを掲載(計533Q&A)した『医療DXの今後に向けて 電子処方箋・オンライン資格確認Q&A(令和5年4月版)』を6月中旬に発売します!
本書は、医療機関・薬局の方のみならず、保険者や審査支払機関、また今後の医療および医療保険体制がどのように変化していくのかに興味のある方全員に、ぜひ手にとっていただきたい1冊となっています。