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菅首相がホテルでのカクテル療法視察「薬は十分確保」(8月16日)

菅義偉首相は8月16日、臨時の医療施設と位置付けられた東京・品川プリンスホテルを視察した。菅首相は「医療施設だけでなく、ホテルを薬が投与できる臨時の医療施設として整備するなかで、患者の重症化を防いでいきたい」と述べた。「薬の量は十分に確保している」と強調した。

視察に同行した小池百合子都知事は「総理の強いリーダーシップにより、宿泊療養で抗体カクテルの投与ができることになった。抗体カクテルを活用し、重症化を防ぐことができれば、コロナ対策において大きな武器になる」と述べた。

視察する菅首相、田村厚労相、小池都知事(画像は首相官邸HPより)

これに先立つ13日に、厚労省は事務連絡を改正し、新型コロナの治療薬「カシリビマブおよびイムデビマブ」(販売名:ロナプリーブ点滴静注)を投与するカクテル療法を、臨時の医療施設でも実施できることを示した。

同薬剤は7月に新型コロナ治療薬として特例承認され、厚労省が購入した薬剤を医療機関に無償で配分している。本剤を投与するカクテル療法を実施できるのは入院患者に限定されていたが、宿泊療養施設を有床診療所や臨時の医療施設とすることで、ホテル療養中の患者も対象となることが明示されている。

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