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次期診療報酬改定をテーマに三保連が合同シンポ(11月5日)

内科系学会社会保険連合(内保連)・外科系学会社会保険委員会連合(外保連)・看護系学会等社会保険連合(看保連)は11月5日、都内で三保連合同シンポジウムを開いた。「令和2年度診療報酬改定に期待するもの」をテーマに、各団体の代表が重点要求項目を発表した。

内保連は、「医師による医療説明の時間は医療者への総合負荷度と相関するため、30分以上の標準的説明に対しては診療報酬上の評価が必要だ」とし、指導管理料を拡大して「意思決定支援管理料」の新設を求めた。

外保連は、83学会からの従来通りの申請(新設164項目・改正208項目・材料34項目)および一括要望として自動縫合器・吻合器加算の採用を要望。また、人件費や償還不可材料費が診療報酬点数を超える手術の不均衡の是正を求めた。

看保連は、①がん患者の療養と生活を支えるなど健康の回復および疾病の進行・重症化予防②訪問看護の評価の見直しなど地域包括ケアの推進③遠隔モニタリングの活用など効果的・効率的な医療―に貢献する看護ケア実践への評価を要望した。  

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