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令和4年度薬価基準改定を告示(3月4日)

厚労省は3月4日、令和4年度薬価基準の全面改定を官報告示した。4月1日に実施する。

薬価改定率は、医療費ベースで▲1.35%で、このうち実勢価等改定分は▲1.44%(薬剤費ベースで▲6.69%)で、不妊治療の保険適用のための特例的な対応分がプラス0.09%となっている。

薬価基準の収載医薬品の告示数は1万3370品目で、内訳は▽内用薬7740品目▽注射薬3523品目▽外用薬2081品目▽歯科用薬剤26品目。

新薬創出等加算の対象品目は348成分571品目。今回はじめて、2年度改定で導入された「効能追加のうち新規作用機序かつ有用性・革新性のあるもの」との基準をオルミエント錠(日本イーライリリー)が満たし、新薬創出加算の対象品目となった。

対象企業数は90社で、加算額は約520億円。これまで受けた新薬創出等加算の累積の控除額は65成分145品目で約860億円。控除額が加算額を上回るのは新薬創出等加算創設以来はじめて。

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