INESのHPV啓発プロジェクトが日本薬剤師会に協力求める 薬剤師による啓発で接種率向上へ(9月13日)
新時代戦略研究所(INES)は9月13日、「子宮頸がん予防啓発プロジェクト」活動の一環として、HPV啓発への協力を日本薬剤師会の山本信夫会長に要請した。
市民と接する機会の多い薬剤師にHPVワクチンの正しい知識の普及啓発への参加を求め、ワクチン接種率の向上につなげることをめざす。
INESの「子宮頸がん予防啓発プロジェクト」は、HPVワクチンの積極的勧奨が今年4月から再開されたことを契機に、HPVワクチンの接種率と検診受診率のさらなる向上をめざして啓発活動を行っている。
同日、INESの梅田一郎理事長、朝井淳太代表、一般社団法人HPVについての情報を広く発信する会(通称みんパピ!)産婦人科チームの宗美玄氏、元衆議院議員の渡嘉敷奈緒美氏が日本薬剤師会の山本会長と面会し、HPV啓発への協力を要請した。
INESは「医療従事者として市民とコミュニケーションをとる機会も多い薬剤師に、HPVワクチンの正しい知識の普及啓発を行っていただくことは間違いなく大きな力となる。また薬局ではキャッチアップ世代が明確にわかるので、コンタクトをとりやすいという利点もある」として、日薬会員の薬剤師に対し、みんパピ!が作成した一般向けのHPV啓発資料の活用や、キャッチアップ接種の対象となる世代への普及啓発などへの協力を求めている。