自民・医師の働き方改革PTが根本厚労大臣に申し入れ(3月28日)
自民党厚生労働部会「医師の働き方改革に関するプロジェクトチーム」(座長=羽生田俊参議院議員)は3月28日、同20日のPT取りまとめについて、根本匠厚生労働大臣に申し入れを行った。
PTの取りまとめは、医師の時間外労働の上限時間について、「上限時間ありきで改革を進めるべきではなく、患者目線、医療安全、医療の質の確保を優先し、慎重に検討した上で設定すべきである」と指摘。
この対応には、①医師でなければできない業務②他の職種へ移管できる業務③病院のシステム及び地域の制度などの見直しが必要な業務-に分類し、それぞれの項目を丁寧に検討し対応して行くことが必要としている。
また働き方改革を実行する上で医療者の健康確保や地域医療の確保などの十分な財源の確保を強く求めている。PTは今後とも議論を継続する予定。
申し入れ後に記者団の取材に応じた羽生田議員は、「医師本人の健康をしっかり守ることと、地域医療を確保すること。この2つを柱に議論していきたいことを説明した」と述べた。
PT事務局長の三ツ林裕己衆議院議員は「医師の働き方改革をそれぞれの地域で実現できるようにしっかりとした財政支援もお願いした」「(根本大臣からは)党の意見として十分踏まえて取り組むというお話しもいただいた」と述べた。