見出し画像

医師会の組織強化に向けて日医・委員会が報告書(4月1日)

日本医師会は1日の会見で、会内の「第3次医師会組織強化検討委員会」(委員長=空地顕一兵庫県医師会長)がまとめた報告書を発表した。

報告書では、医師会の組織強化に取り組むための仕組みづくりについて、①組織率の現状把握と共有②組織強化に継続して取り組むための体制づくり③組織率向上に向けた具体的な方策-を提言し、この3つの流れを構築していくことを求めた。

組織率の現状把握と共有では、日医と都道府県医師会、郡市区等医師会それぞれに対して入会率などの資料を作成し、組織率向上に向けた目標を設定することを提案。

組織強化に継続して取り組むための体制づくりでは、都道府県医師会と郡市区等医師会に対して組織強化担当理事・事務局の設置、郡市区等医師会の組織強化担当役職員を対象とした協議会の開催をあげた。

組織率向上に向けた具体的な方策では、日医に対して入会勧誘ツールの更新とさらなる活用、都道府県医師会の成功事例の収集・共有と検証、日医未加入の医師会員解消に向けた地区医師会への働きかけの強化などを提言している。

なお、2018年度の組織率をみると、都道府県内医師の郡市区等医師会入会率は全国平均63.0%で、最高は広島県95.5%、最低は神奈川県47.4%。郡市区等医師会員の日医入会率は全国平均85.0%で、最高は秋田県や埼玉県など7県100%、最低は鳥取県50.2%。

会見で小玉弘之常任理事は、「日医としては報告書を参考にしつつ、都道府県医師会と郡市区等医師会の協力を得ながら今後も組織率の向上を図り、一層の組織強化に向けた取り組みを推進していきたい」と述べた。

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。