3年度の臨床研修募集定員上限を了承(1月31日)
医道審の医師分科会医師臨床研修部会は1月31日、臨床研修の令和3年度都道府県別募集定員上限を了承した。
都道府県に内示し、さらに調整する。新たな医師偏在対策により、都道府県別募集定員上限では、令和7年度に向け全国の研修希望者に対する募集定員数の比率を1.05倍まで縮小し、大都市に集まる研修医の分散を図っている。
そのため、都道府県別の入学定員基本数を人口に対し1.2倍にするなどの方法で新たな上限数を算出している。具体的な定員上限は今後、都道府県と調整し変動するので公表していない。
変更点のうち、施設ごとの募集定員を最低2人にする原則のため、定員上限を超えた設定を可能とする規則を廃止する予定だったが、委員の反対があり、廃止をやめた。