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2020年度の薬価改定は2019年9月の実勢価で(11月8日)

中医協の薬価専門部会は11月8日、次期薬価制度改革に向けて協議した。テーマは、①2020年度改定における実勢価の反映②基礎的医薬品への対応③再算定-の3項目。厚労省は、2020年度の薬価改定は、2019年9月の薬価調査による実勢価格を踏まえることを示した。

基礎的医薬品は、長期間にわたり薬価収載されて薬価が引下げられているもののうち、必要性が高い医薬品について安定供給のため、最低薬価を設定している。厚労省は論点として、基礎的医薬品の要件を見直すことをあげた。

再算定では、効能追加があって主たる効能効果の既存薬と比較して著しく1日薬価が高いケースで、売上げの急激な拡大が予測されても、現行の効能変化再算定が適用されないケースがある。効能追加によって市場規模の拡大率が一定の要件を満たした場合も用法用量再算定の対象とする。  

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