介護保険の7月審査分では回復の兆し(8月19日)
国保中央会は19日、介護保険の事業者の支払状況等を公表した。公表したのは、昨年1月審査分から今年7月審査分まで。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、特に5~6月審査分は落ち込んだが、7月審査分では回復しつつある状況がうかがえる。
支払い状況等について、①支払事業所数②明細書件数③保険給付額の動向をみると、①支払事業所数と②明細書件数は、5~6月審査分は前年同月比マイナスになったが、7月審査分ではプラスに回復している。①支払事業所数は、5月審査分▲0.1%、6月審査分▲0.5%、7月審査分+0.4%。同様に②明細書件数は、▲0.7%、▲2.2%、+0.6%と推移している。
とはいえ、7月審査分の①支払事業所数38万9895は、最も多かった1月審査分の39万692と比べると▲797少ない状況だ。
一方、③保険給付額の前年同月比はプラスが続いているものの、1月~4月審査分が+3.5%から+7.3%であったのに比べると、5月審査分+1.6%、6月審査分+0.5%と低い伸び。7月審査分は+4.3%にまで回復した。