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医師養成課程の偏在対策全体を需給分科会が議論(2月13日)

厚労省の「医療従事者の需給に関する検討会・医師需給分科会」は2月13日、医師養成課程における医師偏在対策全体を今後検討していくことを決めた。医師養成課程には、地域枠を含めた医学部入学の段階、臨床研修の段階、専門医研修の段階がある。

各段階の課題を取り扱う医道審議会の各部会が別に設定されているが、お互いが調整しつつ、同分科会が全体の偏在対策をまとめる。総合診療医の必要数の推計もそのあり方を含めて、課題に盛り込んだ。

委員からは、総合診療医のキャリアパスをどう作っていくかが、今後の必要医師数や偏在対策に大きな影響を与えるとの意見が相次いだ。

厚労省が作成する診療科別必要医師数の推計については、最新データで更新しつつ、◇医師確保計画を策定する際に参考になるよう策定サイクルを合わせる◇算出結果は目安で、幅を持たせて運用する◇地域の実態をどう加味するかの視点を設ける─ことを確認した。  

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