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在宅系サービスでのワクチン接種が進まず クラフトユニオンが調査(8月10日)

日本介護クラフトユニオン(染川朗会長)は10日、「介護現場のワクチン接種状況」の調査結果を公表した。自治体の判断により優先接種の範囲に含まれるか否かが決まる在宅系サービスの介護従事者では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでいない状況が示された。クラフトユニオンは、在宅系サービスの介護従事者についてワクチンの優先接種の対象とするよう訴えている。

調査は、介護従事者の新型コロナワクチンの接種状況を把握するためにクラフトユニオン組合員が働く4051事業所を対象に実施し、1003事業所から回答を得た。

自治体が行う優先接種の対象として、2回のワクチン接種が全員終了した事業所は全体の30.0%、2回終了や1回終了、未接種などが混在する事業所は31.8%、未接種は22.6%、優先接種の対象となっていない事業所は12.0%などとなった。

サービス区分別でみると、高齢者施設では2回のワクチン接種が全員終了した事業所は71.0%に上る一方、高齢者施設との併設の在宅系サービスでは37.0%、併設が無い在宅系サービスでは12.6%にとどまった。

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