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厚労省の医師の働き方改革検討会が初会合 「チーム医療、タスク・シフティング、タスク・シェアリングで」(8月2日)

厚労省は2日、「医師の働き方改革に関する検討会」の初会合を開催した。時間外労働の上限規制を医師に適用する際の具体的な規制のあり方や労働時間短縮策の検討に着手した。

今年3月にまとまった働き方改革実行計画により、時間外労働の上限規制を罰則付きで導入する方向となっているが、医師についてはその勤務の特殊性を踏まえ、時間外労働の規制対象とするものの、改正法の施行から5年後を目途に規制対象とすることになった。具体的な規制のあり方は検討の場を設け、2年間で検討する。

挨拶した塩崎恭久大臣は、若手医師を中心に長時間労働が常態化していることを踏まえ、「医師の自己犠牲を伴うシステムから脱却しなければならない」と強調するとともに、「医師だけみても医師の働き方は変わらない。チーム医療、タスク・シフティング、タスク・シェアリングで新しい医療を実現する中で医師の働き方を考えてほしい」と述べ、活発な議論を求めた。

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