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令和6年分の年金受給者の扶養親族等申告書~マイナポータルで電子申請が可能に

年金時代編集部

「令和6年分の公的年金等の受給者の扶養親族等申告書」(以下、「扶養親族等申告書」)について、令和5年9月よりマイナポータルから電子申請が可能になりました。
扶養親族等申告書は、年金受給者が翌年分の年金の源泉徴収税額について人的控除を受けるための申告書です。日本年金機構から毎年、9月に対象者へ送付され、令和6年分の申告書は9月14日から送付が始まっています。
今回は、この扶養親族等申告書の電子申請について、見ていきます。


扶養親族等申告書の電子申請の手続き

令和5年9月から扶養親族等申告書について、マイナポータルを通じてスマートフォンやパソコンから電子申請ができるようになりました。電子申請を活用すれば、24時間いつでも、自宅等どこからでも提出ができ、郵送の切手代や手間を省くことができます。これまでe-Govによる扶養親族等申告書の電子申請が可能でしたが、マイナポータルとの連携で、より便利になりました。
 
【電子申請が利用できる人】
まず、電子申請を利用できるのは、扶養親族等申告書を提出する必要のある年金受給者です。対象となるのは年金額が、65歳以上の場合は158万円、65歳未満の場合は108万円以上の人です。この額に満たない場合は、扶養親族等申告書の提出の必要はありません。対象者には日本年金機構から申告書(紙)が送付されます。
 
また、扶養親族等申告書の送付対象者であっても、ねんきんネットを利用できない旧法による年金受給者や、国外に居住する扶養親族がいる場合は添付書類が必要なので、電子申請の対象外となります。こうした場合は従来どおり、紙の申告書での提出となります。

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