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専門医機構が専攻医の東京からの派遣先を発表(4月13日)

日本専門医機構は4月13日の会見で、4月から始まった新専門医制度の研修で東京の基幹病院に登録した専攻医が今後3年でどの都道府県に派遣されるかを調べた結果を発表した。東京に登録された専攻医は1825人。このうち1年目は207人、2年目は394人、3年目は483人が、近隣県を中心に東京以外の関連病院に派遣されることがわかった。回答のなかった診療科などもあり、確定的な数字ではない。

新専門医制度に対しては、専攻医の「東京への一極集中」が懸念されている。機構はこれらの状況を踏まえ、「新専門医制度が医師偏在を促進させてはいない」と改めて強調した。

派遣先では、埼玉、神奈川、千葉、静岡、茨城などが多い。静岡は登録時点の専攻医が初期臨床研修時の194人から115人に激減していたが、3年目では東京から56人が派遣される予定になっている。

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