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都医の尾﨑会長、さらなる医療提供体制確保へ協力要請(8月31日)

東京都医師会の尾﨑治夫会長は8月31日の会見で、新型コロナ感染拡大に対応するための改正感染症法に基づく国・都からの要請を受けて、同24日付けで地区医師会に医療提供体制のさらなる確保に向けた協力要請を行ったことを明らかにした。その上で、「光の見えないなかで、向こう1か月はがんばろうと協力をお願いした。都民・国民のみなさんも昨年の第1波の時を思い返し、もう一度コロナに立ち向かってほしい。私たちも立ち向かう覚悟だ」と訴え、9月中に全力で対応する考えを示した。

行政に対しては、「特に在宅医療の先生方は本当にがんばって、自宅療養の方々の重症化防止のため日夜奮闘している。ただ、人員や物資に限界があるため、早急に中等症を治療可能な臨時医療施設の開設をお願いしたい」と要請した。

国民・都民に対しては、「これは100年に1度のパンデミックであり、100年前のスペイン風邪は終息までに3年以上かかった。デルタ株は従来株とはまったく違う新しいウイルスだと考えてほしい。この難局を乗り切るため、都民・国民のみなさん自主的にステイホームに取り組んだことを思い返し、自らの行動を見直してほしい。国や都に頼らない、日本のみなさん一人ひとりのコロナに負けない戦いぶりを歴史がみている」と呼びかけた。

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