謎の新興国アゼルバイジャンから|#54 日・アゼルバイジャン経済協力のシンボル―シマル・ガス火力複合発電所第2号機の完成―
みなさんこんにちは。
今回は、日本とアゼルバイジャンの経済協力のシンボルである、シマル・ガス火力複合発電所第2号機の完成の話題を中心に、この国の経済発展と日本の関係についてお話ししたいと思います。
社会保障のお話はお休みです(笑)。
去る9月5日、10年をかけてバクー郊外で建設が進められていた「シマル・ガス火力複合発電所第2号機」の開所式が盛大に催されました。
式典には、アゼルバイジャンからイルハム・アリエフ大統領、ルザエフ・アゼルエナジー総裁、大統領府・エネルギー省関係者、日本からは山田外務大臣政務官(当時)、JICA本部東・中央アジア部長・ジョージア支所長が参加したほか、発電所建設に関わった三菱・日立パワーシステムズ、東電設計、東洋エンジニアリングなど多くの日本企業の関係者が参加しました。
当日の国内ニュース報道は以下のリンクから。アゼルバイジャン語版では7分以上にわたる発電所の概要と当日のセレモニー映像がアップされています。
https://video.azertag.az/site/video/78466(アゼルバイジャン語)
https://video.azertag.az/en/video/78480(英語)
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