日医の横倉会長「診療報酬改定で医科技術料プラスを」(9月20日)
日本医師会の横倉義武会長は9月20日の会見で、平成28年度の概算医療費について見解を示した。
28年度の概算医療費の総額は41.3兆円で、前年度に比べて▲0.4%となり、13年度以来14年ぶりに減少した。
横倉会長は、「医療費は過去の推計値より1割低く、今後横ばいに推移する可能性がある」と分析。その上で、30年度の診療報酬改定については「医科本体の技術料をプラス改定し、医療提供体制に過不足のない報酬を確保したい」と述べた。
一方、骨太の方針2017で、子ども・子育て支援策が社会保障に含まれたことについては、「子ども・子育て支援策の財源は高齢化による自然増の範囲に入れるのでなく、別の財源を確保すべき」と指摘した。