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医療経済フォーラム・ジャパンが公開シンポジウム開く(10月25日)

医療経済フォーラム・ジャパンは10月25日、「医療費はどの程度増えるのか」をテーマに公開シンポジウムを開いた。

基調講演を行った社会保障・人口問題研究所の遠藤久夫所長は、国民医療費やGDPのデータをもとに「長期的にみて医療費はかなりコントロールされている」と分析。また、医療費の財源をめぐり、「現役世代にどこまで保険料負担をさせることが可能なのかが重要な議論になっている」と指摘した。

一方、経済産業省の江崎禎英商務・サービス政策統括調整官は、生活習慣病予防の重要性を訴え、「これまでの予防政策は健康な人を対象にしてきたが、高リスク者にアプローチすることで医療費は劇的に変わる」と指摘。人生の最終段階にかかる医療費を健康寿命の延伸に回すべきだと主張した。

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