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令和2年の病院の在院・外来患者数は過去最大の減少率(4月27日)

厚労省は4月27日、令和2年の「医療施設(静態・動態)調査(確定数)」と「病院報告」の結果(年報)を公表した。病院数は減少し、病院の在院・外来患者数はともに過去最大の減少率となった。

医療施設調査では、令和2年10月1日時点で、病院は8238施設・150万7526床(前年比62施設の減、2万1689床の減)だった。一般診療所は10万2612施設・8万6046床(同4施設の減、4779床の減)、歯科診療所は6万7874施設・61床(同626施設の減、4床の増)だった。

病院の人口10万人に対する常勤換算医師数は全国平均192.7人で、都道府県別では最多が高知県の316.9人、最少が埼玉県の137.8人。

病院報告では、令和2年中の1日平均在院患者数は116万5389人で、前年比5.6%、6万8755人の減少。1日平均外来患者数は119万3205人で前年比9.9%、13万1624人の減少。いずれも現在の統計形式を開始した昭和35年以降、最大の減少率となった。厚労省は、コロナの影響によるものとの考えを示している。

年間在院患者延べ数を年間の入院患者数と退院患者数の平均で除した病院の平均在院日数は28.3日で、例年の減少傾向から一転し、1.0日延伸した。


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