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日本認知症予防学会が法人移行記念式典(6月9日)

日本認知症予防学会は6月9日、「認知症予防の日」および法人移行記念式典を開催した。学会は2011年に発足し今年4月から一般社団法人となった。また2017年には、アルツハイマー病を発見した、アロイス・アルツハイマー博士の誕生日である6月14日を「認知症予防の日」と制定し、昨年6月に記念式典を開催した。

冒頭の挨拶で浦上克哉代表理事は、「認知症の発症予防だけを予防と思っている方が多い。発症予防は第1次予防として大事だが、これに加えて早期発見・早期対応といった第2次予防、病気になった方の進行を少しでも防ぐ第3次予防、この3つをしっかりやっていく学会だ。予防に関して多くの国民に正しく知っていただくために『認知症予防の日』を制定した」と述べた。

同学会では、フリーアナウンサーの徳光和夫氏を「認知症予防大使」に任命。徳光氏のラジオ番組には認知症予防のコーナーがつくられ、浦上代表理事が中心となり認知症やその予防法を紹介している。

同学会はこの6月14日から28日まで東京都渋谷区が開催する「認知症なっても展」にも協力する。認知症への備えやこれからの街、暮らしのあり方を考えていく区民向けのフォーラムに浦上氏や徳光氏も登壇する。また学会の常設コーナーも設けられ、認知症や予防に関するパネル展示なども行われる。 

 

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