医師の労働時間短縮の緊急的な取り組み案示す(1月15日)
厚労省は1月15日の医師の働き方改革に関する検討会に、「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み」と「中間的な論点整理」の案を示した。次回会合でまとめる。
緊急的な取り組みでは、医師の労働時間短縮のために、医療機関に原則対応を求めるものと、医療機関の状況に応じて努力を求めるものに分ける。時間外労働の規制に伴う対応とは別に、早急に取り組むことができるものと位置づけている。
原則、対応を求めるものとしては、医師の労働時間の客観的な把握や36協定の自己点検、現行でできる関係職種とのタスクシフティングなどをあげた。医療機関の状況に応じた対策では、「当直明けの勤務負担の緩和」「勤務間インターバルや完全休日の設定」「複数主治医制の導入等」などを列挙した。