謎の新興国アゼルバイジャンから|#23 【番外編】「パーティ文化」の話 その1 会話編
パーティは人脈作り・情報収集の大使の超重要任務
アゼルバイジャンに赴任したのは去年のノヴルズ明けだったので、新米大使も赴任1年となりました。
今回は「着任1周年記念」ということで、今回と次回に分けて、大使生活の中で感じた話、「パーティ文化=パーティの作法」の話をしたいと思います。
軽い話ですから、気楽に読んでください。
パーティとはいうまでもなく「社交」の場です。大使にお声のかかるパーティ・レセプションの類はここアゼルバイジャンでもそれこそ毎週のように開催されます。
そもそも各国大使館は少なくとも年に一度、大使主催のナショナルデーレセプションをやりますから、大使館の数だけ(こんな小国でも70以上)レセプションがあります。それ以外にも各大使が開催するパーティ(公邸招宴のような正式なもの以外でもfriendly dinner、 cocktail party、 new year party、farewell party、Christmas party等々いろんなパーティがあります)、コンサート、美術展、文化行事などの各種イベントや政府主催の記念日行事でのレセプション、大学やシンクタンク、民間団体のパーティ、charity party、 garden party等々、フォーマル・インフォーマル、音楽付き、ダンスあり等々、趣向も形式も規模も様々なパーティがそれこそ目白押しで開催されます。
こういうと、「大使なんて毎日パーティ出てお酒飲んで遊んでるんだろ」と言われそうですが、どうしてどうして。この「パーティ」ってやつが実に曲者で、これをちゃんとこなせないと人脈も作れませんし情報も取れません。お酒飲んで酔っ払ってる暇なんてありません。
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