外保連の岩中会長「診療報酬本体はプラス改定」(12月10日)
外科系学会社会保険委員会連合(外保連)の岩中督会長は12月10日の記者懇談会で、次期診療報酬改定について見解を示した。
改定率については、「本体は若干のプラスにすることがほぼ決まっているようだ。ただ全体では薬価を下げて最終的にはマイナス改定になる。薬価は例年だと2千数百億円下がるが、10月の消費税率アップのときに、かなり下げているため、今回は1千億円程度だと思われる」と述べた。
本体プラス改定については、「医師の働き方改革に対しては、タスクシフト・タスクシェアなど診療報酬で手当をするといっているため、若干のプラスで0.数%のプラスだときいている」と述べた。
一方、同懇談会では2年ぶりの改訂となる「外保連試案2020」を説明。手術試案については、前回「外保連試案2018」からの修正は、新規術式358件、廃止術式6件となった。ただし、新規術式358件のうち、298件はすでに保険収載されているが、外保連試案の術式になかったものを新規術式として承認したもの。
新しい術式は、頭蓋内電極埋込術(ロボット支援下)など60件となっている。