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#13 民主主義と法の支配 権力の腐敗・汚職に立ち向かうには⑴

香取 照幸(かとり てるゆき)/上智大学総合人間科学部教授、一般社団法人未来研究所臥龍代表理事

※この記事は、2017年11月9日に「Web年金時代」に掲載されたものです。

みなさんこんにちは。
本稿は外務省ともアゼルバイジャン大使館とも一切関係がありません。全て筆者個人の意見ですのでよろしくお願いします。

「社会の多様性・寛容」をテーマとしたEU代表部主催のイベントに感動

バクーはすっかり秋の気配となりました。アゼルバイジャンでも秋は「芸術・文化・スポーツの季節」です。各大使館も様々なイベントを競うように開催しています。10月12日から1週間、EU代表部主催の「Euro Tolerance Festival」というイベントがありました。「社会の多様性・寛容」をテーマに、EU加盟各国大使館と趣旨に賛同するEU以外の各国大使館・国際機関代表部も参加して、それぞれに映画、演劇、コンサートなどを催すものです。今年は24の国と国際機関が参加しました。どれもなかなか水準の高いイベントでしたが、私が参加したイベントのうちのいくつかを紹介します。

まずはラトビア大使館主催のドキュメンタリー映画、「Ruch and Norie」。

ラトビアに留学した日本の女子学生Norie(ノリエ)がSulieという地方都市に住むRuchという一人暮らしのおばあさんの家にホームステイする、という話です。

Trailer はここで観ることができます。(現在はリンク切れ)

ラトビアはバルト海に面した人口200万人ほどの小さな国です。

2年以上の撮影期間をかけ、ラトビアと日本(名古屋)の双方でロケを行い、ラトビアの自然や人々の暮らしぶり、日本の都市の日常や若者の生活、そして世代を超えた二人のふれあい、心の交流を描くことを通じて、日本人の目から見るラトビアや異国でのホームステイの経験を通じてノリエが成長していく姿を描いています。

当日は監督も来訪して舞台挨拶をし、観客の質問にも答えてくれました。監督はラトビア人の女性、スタッフもほぼ全員ラトビア人。現代日本の情景も非常によく描かれていて驚くほどです。

ラトビア語と日本語の会話に英語字幕という映画ですが、言葉が通じなくても映像だけでこれほどの情感とメッセージが伝わるということを改めて感じさせてくれた素晴らしい映画でした。ぜひ日本でも上映してもらいたい秀作です。

もう一つはイスラエル大使館主催のシアターパフォーマンス「The Theater that educates for Peace」です。

台詞なし、音楽と振り付けだけの舞台劇。

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