見出し画像

入院医療で診療情報・指標等作業グループの分析結果(9月5日)

中医協の入院医療等の調査・ 評価分科会は9月5日、次期診療報酬改定に向けた議論のため、同分科会の診療情報・指標等作業グループの分析結果の報告を受けた。一般病棟の「急性期、医療・看護必要度」、療養病棟の「医療区分・ADL区分」、回復期リハビリテーション病棟のFIM(リハビリの実績指数)の課題が示された。

「急性期、医療・看護必要度」については、B項目の「診療・療養上の指示が通じる」または「危険行動」の該当により、「手のかかる患者」を評価した2018年度改定での新基準の妥当性が論点になった。「医療区分・ADL区分」では、医療区分3の「中心静脈栄養」の該当により、基準を満たしている病棟が多いことをめぐり、様々な意見があった。

次回、日本慢性期医療協会の会員アンケート調査結果が報告される。回復期リハ病棟では、2018年度改定でFIMが要件化され、全体でFIM得点が上がっていることにについて、退棟時の運動・認知項目の得点よりも入棟時の得点が上がっていることが問題視された。  

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。