日本医師会会長に松本吉郎氏が当選(6月25日)
日本医師会は6月25日に定例代議員会を開き、令和3年度決算や事業報告を了承するとともに、役員選挙を実施した。会長選は松本吉郎氏と松原謙二氏の一騎打ちとなり、松本氏が当選した。
得票数は、松本氏が310票、松原氏が64票、無効票が1票、白票が1票だった。
役員選挙後の会見で、松本氏は「政界、財界、関係職種を含めさまざまな連携をとり、日本医師会の使命を果たすべく努力する。新執行部の方々と一致団結して、新しく、より強い医師会を作っていきたい」との抱負を述べた。
政治との関係については、「政府与党とはしっかりと協調して、連携を取りながら進めていくのが重要。コミュニケーションを取りながら、我々の考えを伝えていきたい」と述べた。また、「政界の先生方にも我々の人間味をさらけ出して、意見の合う、合わないところも踏まえ、医療や社会保障を語り、医療政策に生かしていきたい」との考えを示した。
副会長は、茂松茂人氏、猪口雄二氏、角田徹氏の3名が当選。得票数は、茂松氏が265票、猪口氏が262票、角田氏が250票、今村聡氏が227票、無効票が0票、白票が121票だった。
常任理事は、松本氏のキャビネットで立候補していた神村裕子氏ら10名に決定。玉元弘次氏が辞退したため、選挙は行われなかった。
日本医師会の新役員一覧(敬称略)
会長:松本吉郎(埼玉県)
副会長:猪口雄二(東京都)、角田徹(東京都)、茂松茂人(大阪府)
常任理事:神村裕子(山形県)、宮川正昭(神奈川県)、黒瀨巌(東京都)、細川修一(愛知県)、今村英仁(鹿児島県)、江澤和彦(岡山県)、釜萢敏(群馬県)、城守国斗(京都府)、長島公之(栃木県)、渡辺弘司(広島県)