見出し画像

医療機関の不適切HPのネットパトロールの状況を報告(7月2日)

厚労省は2日の「医療情報の提供内容等のあり方に関する検討会」に、医療機関の不適切なホームページ(HP)に対するネットパトロール事業の状況を報告した。

2020年3月末時点で、「通報受付」により審査が実施されたHPは974サイト、「能動監視」により実施されたのは230サイト。医療機関に通知後、多くのHPは改善されたが、改善が確認されていないHPも143サイトだった。委員からは、改善につながる指導を求める意見が出た。分野では、美容(162サイト)、歯科(800サイト)、がん(16サイト)が多い。

一つのホームページで平均約5カ所の違反が確認されている(5884カ所)。このうち、約半数(2963件)が「広告が可能とされていない事項の広告」であり、自由診療に関わる広告で違反が多い。自由診療の美容医療の違反割合は、「美容注射」が38%で最も多く、次いで「発毛・AGA」の13%、「アンチエイジング」の9%、「リフトアップ」の8%となっている。

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。