介護職員の給与が30万円を超える(4月10日)
厚労省は4月10日、2018年度介護従事者処遇状況等調査結果を公表した。介護職員処遇改善加算(Ⅰ)~(Ⅳ)を取得した施設・事業所の介護職員(月給・常勤)の2018年9月の平均給与額は30万970円と、初めて30万円を超えたことが分かった。前年同月よりも1万850円(3.7%)増加した。
同日の社会保障審議会・介護給付費分科会介護事業経営調査委員会や分科会に報告したもの。
2018年度介護報酬改定は0.54%のプラス改定であり、委員会ではプラス改定の影響や、厳しい労働市場の状況の中での人材確保に向けた事業者の努力が指摘された。
給与等の引き上げの実施方法では、「定期昇給を実施(予定)」が最も多く69.9%であった。取得している加算の種類では加算(Ⅰ)が69.3%と最多。
調査客体は1万670施設・事業所(有効回答率74.1%)。