謎の新興国アゼルバイジャンから|#25 マクロ・ミクロ両面から公的年金制度を考える その1
5月、アゼルバイジャン日本大使館でもこいのぼりを掲揚
ここのところ社会保障の話を書いていなかったので、今回から数回、公的年金のお話を書こうと思います。実はちょっと前に某経済誌に「公的年金は潰れません」という趣旨の寄稿をしましたが、一般読者向けだったことと字数制限もあって十分に書ききれませんでした。
本誌の読者はみなさん年金の専門家ですので、テーマは同じですが少しつっこんだ内容でこのテーマを論じたいと思います。
その前にちょっと近況報告。
5月はこども月間です。厚労省でも5号館の正面入口にこいのぼりを掲揚していると思います(こいのぼり掲揚式は毎年連休直前に春場所の優勝力士(or三賞受賞力士)と都内の保育園児・幼稚園児を招いて開催していました。今年もやったと思います)。
ここ在アゼルバイジャン日本大使館でも5月1ヶ月間、こいのぼりを掲揚することにしました。
国旗と一緒に掲揚しています。なにせバクーは「風の街」。実に高く美しく風に乗って泳いでます。
お向かいのビルにオフィスのあるリトアニア大使が早速気がついて「あの三色の魚の吹き流し、あれ何ですか」と聞いてきました。
待ってました、というわけで「あれは日本の伝統行事の一つ。子どもの健やかな成長を祝って毎年春に鯉の吹き流しを飾るんです。黒と赤は父と母、三番目の青はこどもです。こどもの鯉はほかにも緑やピンクなんかもあって、いくつ飾ってもいいんですよ」
とおしえてあげました。
では、本題に入ります。
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