見出し画像

消費税率引上げ対応の基本診療料で点数案(2月6日)

厚労省は2月6日の中医協の総会に、10月の消費税率引上げに伴う診療報酬改定の基本診療料の点数案を示した。主要な点数をみると、初診料は現行の282点から288点、再診料は72点から73点、急性期一般入院料1は1591点から1650点、療養病棟入院基本料1(入院料A)は1810点から1813点となる。

今回の改定を行う手法の合意から、改定案提示に至る厚労省の説明に、不十分な点があるとの指摘があったものの、点数設定については概ね了承を得た。次回の中医協で根本匠厚労相に答申する方向だ。

今回の消費税対応では、前回に診療所や病院の種別、歯科、調剤で補てんの過不足やばらつきが大きかったことから、新たな手法で精緻化を図り、消費税5~10%分を改めて補てんした。初再診料の上乗せ率は6.0%、急性期一般入院基本料は5.3%、療養病棟は1.6%となっている。  

社会保険研究所ブックストアでは、診療報酬、介護保険、年金の実務に役立つ本を発売しています。