
謎の新興国アゼルバイジャンから|#63 世界の民主主義は後退しているのか⑵
香取 照幸(かとり てるゆき)/アゼルバイジャン共和国日本国特命全権大使(原稿執筆当時)
*この記事は2020年3月13日に「Web年金時代」に掲載されました。
本稿は外務省とも在アゼルバイジャン日本国大使館とも一切関係がありません。全て筆者個人の意見を筆者個人の責任で書いているものです。内容についてのご意見・照会等は全て編集部経由で筆者個人にお寄せ下さい。どうぞよろしくお願いします。
(承前)
みなさんこんにちは。
前回に引き続いて「民主主義インデックス」の解説をします。
その前にちょっとだけ近況報告。
年明け早々、ATVというアゼルバイジャンのテレビ局から取材の申し込みがありました。
バクー駐在の各国大使の趣味を紹介する、という10分ほどのインタビュー番組で、テレフォンショッキングよろしく前回登場した大使が次の大使を紹介していく、という趣向の番組です。
私の前はギリシャ大使。彼の趣味は絵画です。画集も出版していて、ここバクーでも何回か個展を開いているほどのセミプロ画家です。何と在任中にフランス政府からレジオン・ドヌール勲章を(Légion d’ honneur)授章されました。
彼からバトンを渡され、断るわけにもいかないので、「テニス」が趣味、ということで取材に応じました。
恥ずかしながら、以下がその放送です(大使館のFBにもアップいたしました)。
一応「日本国大使」ですので、日本とアゼルバイジャンの外交関係に関するお話、東京オリンピックの話などもちゃんとして、キャスターの女性(セヴィンジさんというとても美人の方でした)とテニスをしました。
以上、近況報告でした。
「民主主義インデックス」のお話の続きに入ります。
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