専門医研修の第一次募集状況を報告(11月24日)
日本専門医機構の寺本民生理事長は11月24日、令和3年度の専攻医研修の1次募集の状況を報告した。8908人が登録され、うち8715人が19の各基本診療領域のプログラムに応募した。
プログラムへの応募で、プログラム制は8590人、カリキュラム制は125人だった。昨年の1次募集と比べ、耳鼻咽喉科や小児科、総合診療などでは、応募が減少している。外科や放射線科、精神科などでは増加した。
また、基本診療領域のダブルボード(複数の専門医資格の取得)の対応方針が示された。令和3年度からダブルボードを希望する専攻医の研修が始まるためだ。
ダブルボードにおいても、プログラムの定員内での採用が条件となるが、地域枠対象者と同様にシーリング対象外として取り扱う。シーリングとは、都道府県別・診療科別に設定されている専攻医の募集上限のこと。